コンクリートにビスをうつ。

ビスを打つ相手が木なら簡単にねじ込むことができますが、コンクリートだとどうでしょうか。

カッチカチのコンクリートに釘を打ったり、ネジを打つことはなかなかできそうにないと考える人も多いのでは。

実は、木と同じ要領でネジを打ったり釘を打ったりするこは可能なんです。

今回は、コンクリートにネジを打つためのカギとなるコンクリートビスについてご紹介します。

コンクリートビスは、コンクリビスやノープラグビス、コンビスと呼ばれます。

ネジがきってある部分のリブが木ネジよりも強くはっきりしています。

これにより、プラグ(アンカー)なしでネジを打って効かせることが可能なのです。

コンクリートビスには長さ別に種類があります。

短いもので25㎜くらいから、長いもので150㎜くらいまでがラインナップとしてあります。

これは、取り付ける状況によって使い分けられ、奥にコンクリートの壁、手前に厚みのある板材があれば、奥のコンクリートに効かせるために長いビスが必要になります。

一方で、薄い金具をコンクリートの壁に取り付ける場合は、短いビスで事足りるため、25㎜や32㎜の長さのビスが使われます。もちろん、長いビスを使って取り付けもできますが、硬いコンクリートにビスを打つ労力、あるいはコンクリート内に埋め込まれた鉄筋に当たる可能性を考えると短いビスで済ませたいところです。

太さや頭の形状にバリエーションがあります。

太さは通常4㎜が主流で、取り付けるものによって5㎜や6㎜を使うことも。

頭の形状は皿かナベがメインで、ワッシャー付きのナベ頭も見かけます。

コンクリートの床にフラットなレールを敷く場合は、レールに皿加工されている場合があるため皿頭を使います。

また、ネジ穴加工がされていない薄いフラットバー(平板)を取り付ける場合は、ナベ頭のネジを用います。


さて、実際にコンクリートにネジを打つ場合、いきなり電動ドライバーでビスを打ち込もうとしても入っていきません。

必ず、専用のキリを使って下穴をあけましょう。

「専用の」といったのは、コンクリート専用のキリのことで、木工用のキリや鉄部用のキリではコンクリートに穴をあけることができない、ということです。

では、用意したビスに対して何㎜の下穴をあければよいのでしょう。

答えは、コンクリートビスのケースに表記されています。

4㎜軸径のビス→3.4~3.5㎜のキリ

5㎜軸径のビス→4.3~4.5㎜のキリ

6㎜軸径のビス→5.4~5.7㎜のキリ

これより小さくてもビスがなかなか入っていですし、大きすぎるとビスが緩くなってしまいます。

また、細い穴に無理やりビスを打ち込もうとすると、電動ドライバーに負荷がかかり、モーターの焼き付けなど故障を生む要因となりかねません。


また、下穴キリを選ぶ場合は、サイズのみならず、使う工具のことも理解しておく必要があります。

写真は、ともにコンクリートビス用のキリですが、電動工具に差し込む軸の形状が異なります。

自分が使う工具の差し込み部分がどんな形状になっているのかを調べたうえで購入するようにしましょう。

おもな軸形状としては、

六角軸6.35㎜→インパクトドライバー、電動ドライバー対応

ストレート軸(つるっとしたまっすぐな軸)→電動ドライバー

SDSプラス軸→ワンタッチ式コンクリートドリル

などなど。


以上がコンクリートにビスを打つときに役立つ、コンクリートビスと専用ドリルの選び方になります。

Bis&Ketにもコンクリート専用のキリやコンクリートビスのご用意があります。

お気軽にお問合せ、ご相談ください。


Bis&Ket(ビスケット)

藤沢市片瀬5-7-2 フェンネル片瀬1B

店舗裏にP1台分あり

TEL 0466-47-8298

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Bis&Ket

ビスケット。 神奈川県藤沢市で DIY(日曜大工)の金物や道具、 ワークウエアを販売・レンタルしています。 とくに金物は、レトロな色づかいと 触り心地のいい質感、 遊び心あふれるデザインのものをセレクト。 つくる楽しさを気軽に体感できる、 地元密着型のDIYショップです。 Bis&KetオフィシャルLINEアカウントあり。

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